【不定期連載】電子書籍への道-[1] とりあえずePubを作ってみよう!!

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電子書籍の勉強をしながら記事にして、実際に販売するところまでやってみようというこの企画。

前回「とりあえず風呂敷を広げよう」みたいなところで終わってしまいましたが、
まずは大前提として、電子書籍発行にあたって、出来る限り金を使わない、できるなら経費ゼロで発行したいということをここでは掲げて進めていこうと思います。

電子書籍を発行するには、文章データのePubへの変換が欠かせない。
PDFで電子書籍化もできますが、ここではePubでの電書化を試みていきます。

方法としては、

  • テキストから変換する方法
  • wordから変換する方法
  • HTMLから変換する方法
  • PDFから変換する方法

 

などが考えられます。

これらの変換を行うにはソフトを必要とし、様々な有料ソフトが販売されています。
例えばワープロソフトとして有名な「一太郎」などは縦書きもできるePub変換機能も備わっているそうです。

一太郎2015 通常版一太郎2015 通常版

もちろん出版関係では知られたAdobe社の編集ソフトInDesignでもデフォルトで実装されています。

Adobe Creative Cloud[2015年度版]12か月版 Windows/Mac対応 [ダウンロードコード]Adobe Creative Cloud[2015年度版]12か月版 Windows/Mac対応 [ダウンロードコード]

ですが、今回は出来る限りタダで出版まで漕ぎ着けよう、ということが目的。なので、無料でePub作成を行えるフリーソフトを探しましょう。

一応AmazomのKDPではePubにこだわらなくてもWORD形式でもアップはできるらしいんですが、それだと縦書きに対応はしていない、とのこと。
やはり小説なら縦書きでレイアウトしたい。

それに、ePubは汎用性が高く、後々KDP以外での販売も見据えるとすると、ここできちんとePubの方法をマスターしておいたほうがいいでしょう。

※漫画を電書化する場合はPDFが適していると思いますが、今は文章物の販売を始めたいので、それはまた改めて。

余談:
一太郎の体験版を使ってePubを作成してしまうという荒技もあるんですが、30日間しか試用できないのであとあとで応用できないので今回はパスします。1回だけ電書化したいのなら利用してみてもいいかも?

 

で、いろいろ調べるうちSigil(シジル)というフリーソフトがあるのを知りました。

Sigil

日本語にも対応しているとのこと。
(サイトは英文だらけですがダウンロード後にプログラムを開けば日本語になるらしい)

ところが、このSigil、肝心の縦書き表記はできないらしい…
※追記:縦書きはEPUB3から対応しており、Sigilは今のところEPUB3は採用していないとのことでした。

ということで、改めて縦書き表記を作成できるソフトを探したところ、でんでんコンバーターというものがヒットしました。

でんでんコンバーター-電書ちゃんねる

こちらはソフトをダウンロードするのではなく、ブラウザ上で直接ePubに変換・作成ができるようです。

こういったオンラインで作成できるサイトは他にもいろいろあるようで、上の「でんでんコンバーター」以外にもこんなサイトも見つけました。

GenEPUB.com

ただし、こちらは縦書き未対応。
まあ、縦書きに拘ってるのはあくまでも自分の問題なんで、そこさえ妥協してしまえば結局Sigilあたりを使ったほうが勝手がいいんじゃないかなぁ、と思ったりもするんですけど。

まだまだ探してみたところ、ひまつぶし雑記帖さんというサイトがEPUB3:かんたん電子書籍作成というページを公開されていました。

EPUB3:かんたん電子書籍作成-ひまつぶし雑記帖

こちらはどうやら縦書き可能の様子。「でんでんコンバーター」さんとどちらが使い勝手がいいか、少し調べてみたいですね。

ただ、こうしたオンライン変換だと、問題は変換できるデータの容量ってどのくらいOKなの? という疑問も出てきますよね。
※確認したところ「でんでんコンバーター」の使用上限サイズは3MBとのこと。自分の作品は今のところ70KB程度のしかないので、これならけっこう余裕かも。
※表紙などの画像データ容量が多くなると3Mを越えてしまう場合があるので注意

また、ルビの配置なんかも、どうなっているのか不明ですし。

とりあえず、試しに実際に変換してみるしかないですね。

 

ということで、次回は実際にePub変換してみた。の回です。たぶん。

 

【覚え書】
作成したePubの確認はAdobe Digital Editionsでできます。(フリー)

Adobe Digital Editions

【追記】
上で紹介した「でんでんコンバーター」さんはBiB/i(ビビ)というプログラムを使用しているそうです。

BiB/i(ビビ)

 

 

フリー画像素材で”Kindle”を検索したらこの画像が。なぜだ…

Pezibear / Pixabay

 

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