ビール系飲料飲み比べ・2016年/02月(花粉症でもガンバル)
1月も下旬になって新作ラッシュもひと段落、そろそろ落ち着いてきたのかナ? と安心したのも束の間、
2月も、立春の声を聞くと共に徐々にまたぽつぽつと新製品が出始めた様子。
これから花見シーズンまで続々と続くんじゃないかなという予感もあるけれど、いってみましょっか。
とはいうものの、実を言うと筆者は花粉症。
症状が悪化してしまうんで、ホントなら花粉症の人間はこの時期アルコールの摂取は避けるべきなんですが…
ま、考えないことにします。
(どーせ毎年構わず飲んでるし)
気持ちを改め、ビール系新製品のレビュー、2月。
ホントはたぶん前回紹介のオリオン『いちばん桜』もこの春モノに含んだほうがよかったのかな? と思うんですが。
きっと沖縄だから、本土よりも春が早く来ちゃったんでしょう。
と、ちょっと言い訳が済んだところで、では開始。
◎アサヒ 春限定『クリアアサヒ 桜の宴』。
完全にお花見仕様のネーミング。
「心地よいコクと爽やかな薫り」
「ロースト麦芽&セレクトホップ一部使用」
との謳い文句。
さて。
こ れ は …
うーん…
なんだろ?
ただ単に「軽い」っていうだけの印象。
味が、ない。
水っぽい。
なんか、”いつものビール系飲料を更に水かタンサンで割って薄めちゃいました”みたいなテイスト…
これならまだ普通のクリアアサヒのほうがいい、かなぁ。
まあ、飲み続けてるとやや甘みが判るようになった…程度、か、な?
◎ヱビス『華やぎの時間 Joel Robuchon』。
こちらは「華やぎの時間」というコピーが踊る。
「じょえるろぶしょん」って何?? と頭にハテナマークが乗っかってたまんま購入したんですが、ラベルに由来がありました。
うーむ。
だから何なのだろう、という感も…
ま、ともかくテイスティング。
色がかなり薄め。
ひとくち目の味わいは、
「甘い」!!
色味の予想どおり軽い。
でも、薫りがふわっ、とくる。
ヱビスとしてはもうちょっとコクが欲しいところではあるものの、軽くてキリッとしたテイストが欲しい、というならこれはアリかな。
でも、やっぱ「ヱビスはヱビス」っていう、イメージどおりの満足が欲しいところ。
…結論。
“これはヱビスじゃない”。
ということでなら納得、です。です。
◎サッポロ『麦とホップ The gold』Extra Malt。
こちらは限定醸造ではなくリニューアル。
“麦とホップ史上、最大の麦芽量!”だそうな。
色はやや明るめ。
泡は、細かいけれどいわゆる「クリーミー」という感じではない。
泡については、難を言えば「洗濯宣材の泡みたいな」触感、といえばいいのかなあ。なんだか、柔らかいんだけど、軽い、って感じ。
味も、軽め。
けど、薄いとか水っぽいということではない。スッキリ、クリアといえばいいのかなあ。
甘みや深みは足りないけれど、苦味がキリリとして、喉ごしが心地いい。
ま、『麦とホップ』は「リキュール(発泡性)」ビール系飲料の中では自分の中ではいちばん飲める銘柄なんで、これはこれで充分す。
飲んでても、宿酔するような雑味は感じないから、きっといい酒なんだと思うよっ!
(独断&偏見)
◎サッポロ『麦とホップ 黒 Rich Black』。
こちらも上のスタンダードと揃ってのリニューアル。
さてて。
うん。黒です。黒。
注ぐとまっ黒。イカスミのよう。
泡も黒。
で、味はというと…
あ~これは黒ビールっ。
そりゃホンマモンの黒ビールに比べればやや薄いって感じはあるけど、これはかなりいいですわー。
やっぱ、麦とホップは自分と相性がいいっすね。
さて、そんなわけで2月はここまで。
正直もっともっと新商品ラッシュが続くのかと思ったけれど、意外と落ち着きましたね。
やはり、麦やホップの収穫時期が関係するのかな?
来月はいよいよ花見シーズンも本番。
とりあえず、3月に期待しましょ~。
サッポロビール 麦とホップThe gold 350ml×24本