コミケの準備に必要なもの~それは、持ち物に住所と名前を書いておくことだ!!(って、小学生かヨっっ)

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いや冗談ではなくホントの話。

 

 

いよいよ夏コミが始まるわけだけど、夏のコミケは冬とは比べ物にならないほどの過酷な難所と化すのは経験した者だけが知る、恐るべき場所。

ましてや今年はいつにも増しての猛暑。果たしてあの炎天下の入場列に並んでぶじ会場内までたどり着くことができるのか、がまず最大の難関かもしれません。

ゲートをくぐり場内に入っても、陽射しからは逃れられても今度はムシ風呂のような熱気と人いきれによる薄い酸素。
おまけに汗、充満する体臭との闘いが待ち受ける。

まさに地獄巡りのような環境である夏コミは、規模や入場者数も含め真の「世界最高峰」のファンジンイベントなのだ。

そんな中へ自ら突入しお目当ての同人誌を求める苦行のような行為。
なぜそこまでするのか。
そこに同人誌があるからだ、と参加者はきっと笑って答えるのだろう。

皆様くれぐれも熱中症にはご注意を。

 

 

さて、そんなコミケだが、じつは前回の冬コミで筆者はコミケ歴初の大ポカをやらかしてしまいました。
コミケ参加のみではない、人生でも前代未聞の大失態。

自分は昨年末の冬コミにいつものようにサークル参加をしたのだけれど、そこでついうっかりクロッキー帳を会場に忘れてきてしまったのである!

自分のサークルスペースの長机の棚に置いてヒマなときはプロットなんかを考えて落書きをしていたのだが、帰りにそれを置いたまま会場を去ってしまったのだ。

数日後にクロッキー帳がどこを探しても見つからないことに気がつき、自分が最後にこれを開いたのがいったいいつどこでだったのかと記憶を辿って心当たりにあったのが「コミケ会場」だということに辿り着いたが、後の祭り。

長い漫画人生の中で、初めてクロッキー帳を紛失していまった…

なにせこのクロッキー帳/スケッチブックはアイデアノートそのもので、自分にとっては漫画のアイデアやら同人誌の台割やら映画の構想やら、はたまたトークイベントの構成やゲスト選定なんかの、すべての頭の中の考えを書き留めていると言っても過言ではないくらいの大切な物。

高校の時分から始めたその冊数は100を優に越え、ある意味己の脳内データベースそのものとも云える存在。

クロッキー 白クロッキー212×242【赤】 SS-R
ふだん使ってるもの。このサイズ、この製品でないと調子がでない。(「O」の中の色は緑&青のもある)

 

今でこそアイデアノートとしてはPCのメモ帳機能や「ポメラ」に代用されてるけれど、最初のベースになるアイデアや、何よりキャラクター設定するときのラフなんかはこのクロッキーに描きつけてる。て云うか、慣れたこのサイズ・型のヤツでないとまず調子が出ない。アイデアもうまく出てこない。お守りだとかルーティンのような存在になっている。

そんな35年超の記憶の、その一部が喪失したと思ってくださいな。

 

加えて30年コミケに参加しててここまで(精神的に)大きな落し物をしたことがない。その状況がまた更に落ち込みを増す。

正直、失くしたと気がついたときにはショックで数日何も手につかなかったのであった…

 

 

と、そんな沈んだ日々を過ごしていた頃、妖しい封筒が届いた。

ん  ん  ?
ん  ん  ?
差出人は「コミケットサービス」。(個人情報保護のため画像は加工しています)
差出人は「コミケットサービス」。(個人情報保護のため画像は加工しています)

 

なんと!!

  あっ  !!
  あっ  !!

失くした例のブツが…

こんな紙が同封されてた
こんな紙が同封されてた

じつを云うと、「コミケ会場に忘れた」ということがほぼ確定された時点で、コミケットに「紛失物届」を提出していたのでした。
届け出の方法はコミケのウェブサイトにあった。

■当日の落し物について-コミックマーケット公式サイト

このチュートリアルを参考にコミケに届を提出、あとはただひたすら出てくることを祈り待ち続けたのでした。

 

実を言うと、発見の可能性に至るにはいろいろと有利な点も多かった。

まず、表紙に自分のペンネームシールが貼られている。

千社札風。
千社札風。

表3部分におかしなシールがペタペタ貼られてる。

ふつうに考えておかしい。
ふつうに考えておかしい。

届出をするにあたって遺失物の特徴を明記することになるんだけど、これは特徴アリアリですね。

 

そして、何よりも、最終頁に己の事務所住所印が押されてる。

ちなみにこれはスタジオのもの。個人情報(以下略
ちなみにこれは個人スタジオのもの。個人情報保(以下略

正直、ここにハンコしたのはこの住所印を作成した折の’試し押し’だったのだけれど。

もはや「特徴」どころか個人の特定である。

 

おそらく、各特徴を明記して届け出たが、決定的だったのはこの住所印だったのではないか、と思う…

 

なにはともあれ、自分にとっては大事な’記憶のカケラ’が無事に還ってきたことで澱のようなモヤモヤが収まったのでした。

帰ってきたぞ
帰ってきたぞ

みなさんもこんどこのようなクロッキー帳を発見したらご連絡ください。たぶんボクのです…

 

そんなわけで今回の結論。

みんなもちゃんとコミケに行くときには持ちものに名前と住所は書いておけよ!!

こーやってちゃんと戻ってくるからな! (※着払いだけど)

 

と、いうことでみんなも準備を万端整えてビッグサイトへGOだ!

 

■コミックマーケット90 開催日:2016年8月12日(金)~14日(日) 於:東京ビッグサイト

■コミケットwebカタログ

 

ハローキティ marumanスケッチブック&クロッキーブック
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【マイメロディ】クロッキーブック 小鳥☆×maruman
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サンエックス リラックマ スケッチブック MM16401
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スヌーピー・クロッキーブックスケッチ スケッチブック9083
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