世の中にはまだまだこんなにトンデモで面白い本がある。 Kindleで「と学会誌」を楽しもう!
世のトンデモ本を収集し、研究・紹介する「と学会」。その特異な活動はたびたびメディアを賑わせている。
その「と学会」の新刊のkindle版がリリースされたということで、編者である眠田直氏にお話をお伺いしました。
---そもそも「と学会誌」をキンドルで出そうとしたきっかけはなんですか?
眠田「コミケでの『と学会誌』の売り上げ数が頭打ちになってきたんですよね。で、自分たちで売っててなんなんですが、『と学会誌』の購買層ってどういう人たちなのかよくわからなくて。それで試しに『サンシャインクリエイション』と『文学フリマ』に出てみたんですが、これが見事に売れなくて。じゃあアマゾンになら潜在的なファン層がいるんじゃないか? と思ったのがきっかけですね」
---キンドル化に際して苦労はありましたか?
眠田「無かったです。…というより、元々、僕の作品の『MINDYマガジン』とか『皇族エスパー』とかをキンドルで売ってまして、その際に初心者が苦労するところ、まずアメリカのお役所にFAX送らないといけないとか、新生銀行に口座開かないといけないとか、アマゾンからの認可待ち期間が一ヶ月かかるとか、その辺は一通りクリアしてたんで、『と学会誌』を出す時にはスムーズに行きました。問題は売り上げですかね。」
---と、いいますと。
眠田「鈴木みそさんの『電子書籍で1000万円儲かる方法』というキンドル本がありまして、いろいろタメにはなったんですが、肝心の1000万儲ける秘訣が書いてない(苦笑)。『と学会誌』も高校生のお小遣い程度にしか売れてない。なんとかサラリーマンの副業程度には儲かるようにしたいんですけどね。『きんどるどうでしょう』で紹介されたり、無料キャンペーンやってみたりして、サブカル分野のベスト10には入ったりしてるんですけど、まだまだ目標ほどには儲からない。そこでCOMIX・TOKYOに載せてもらって地道に宣伝活動を。」
---なるほど。
眠田「『学会誌』という名前から、堅苦しい本をイメージされる方もおられるかもしれませんが、もともと『こんな面白い本があるよ』『いやもっとスゴい本がある』と見せ合いっこするところから始まった『と学会』ですので、肩の力を抜いて気軽に楽しめるものになっております。お値段も99円~300円と勉強させてもらってますので、この記事を読まれた方は、ぜひアマゾンでポチっていただけるとありがたいです。」
---興味深いお話を伺いとても参考になりました。本日はありがとうございました。
前記のように、このCOMIX東京でも将来的にはkindleでの書籍リリースを計画しており、先達の出版に至るまでの苦労話はとても興味深く参考になりました。
機会を持って、また改めてもっともっと突っ込んでお話を聞いてみたく思います。
と、いうことで、kindleになって手に取り易くなった「と学会誌」。
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■「と学会誌」バックナンバー・Kindle版販売のコーナー
http://www.togakkai.com/kindle.html