ねんどろいど大野晶発売から『ハイスコアガール』問題和解の大人の事情を想像してみる
(記事内画像はねんどろいどHPより)
先日、著作権侵害の問題で揺れていた『ハイスコアガール』についてスクウェア・エニックスとSNKプレイモアとの間で無事に和解が成立したというニュースが流れ、ファンとしてもほっと胸を撫でおろすこととなりました。
■和解による紛争の解決に関するお知らせ-スクウェア・エニックス
ちょうど1年前に『ハイスコアガール』がSNKのゲームの著作権を侵害しているとして始まったこの争いも、互いが訴訟合戦の様相となり一時はどうなることかと気を揉みましたが、最善の結果となったようでひとまず一件落着と見るべきでしょう。
細目については当サイト以外で既に詳細が書かれていることであり、ここで改めての記述は省きますが、今後は休載していた作品の復帰に期待していきたいと思います。
どういう主張があるにせよ、ファンをないがしろにした争いは見苦しいものだし、作品にとってもたいへん悲しいものです。
今回の結果は喜ばしいことで、他の様々に問題を抱え再販等が困難になったまま塩漬け状態にされた多くの作品も同様に善処に向けて考えていってもらいたいものだと思います。
さて、そんなわけで8月26日をもって無事に和解した『ハイスコアガール』問題ですが、実はそれを遡ること1ヶ月前の7月中旬に『ハイスコアガール』のヒロイン・大野晶のねんどろいど発売決定のリリースが発表されました。
ゲーム筐体やゲーセンの椅子なんかが付属してて、他のねんどろいどのシリーズのフィギュアでも遊べそう。
表情もなんだかカワイイ。これはいい。
ん?
ちょっと待って。
ねんどろいどの発売リリースは7月。
和解決定は8月。
もちろん、フィギュアの商品開発なんてぇのは一朝一夕にいくわけもない。
どう短く見積もったって、3ヶ月や6ヶ月はかかるものなのではないだろうか…
となると、まぁ企画が起こったのが逆算して半年前、と勝手に予測してみると、少なくともこのねんどろいどを製作しているグッスマは訴訟まっ最中の今年春とか正月くらいから『ハイスコアガール』版元のスクウェア・エニックスに話を持ち込んでいなけりゃこのスケジュールで製造販売はできないんじゃないか。
フィギュアを作るにはそれこそクリアすべき権利問題も多々あるし。
・・・
まあ、おそらくはグッスマもスクエニに探りを入れながら訴訟の動向を眺めつつ制作を始めていたんじゃないかな、と外野から見れば思えてきますね。
で、先月のリリース解禁に関しては、和解発表のおよそひと月前ということを鑑みるに、おそらくその時点で既に裁判所においては和解が大筋で決まっていたと。
でなけりゃリリースにGOサインは出ませんよねぇ。
そんなシナリオがを想像しながら、ひとまずは公開された画像を愛でながら、このねんどろいど 大野晶の11月末の発売日を待ちたいと思います。
さすがにこれはちょっと欲しいぞ…。
さて、そうなるとこのねんどろいどの発売日が「11月30日」という時期にも何か因縁を含んでいるのではないか、と思うのだが…
それは、その時が近付いてきたらわかるのだろうね。おそらく♪
【商品情報リンク】
■ねんどろいど 大野晶-GOODSMILE COMPANY