【不定期連載】電子書籍への道-[6] 文中への画像の挿入と、リンクの方法
ここまでなんとかテキストデータをePubに変換してKindleに登録する、というところまでやったんですけど、
使用した素材の小説『アスタリスク』第Ⅰ部は表紙+テキスト本文のみの、ベーシックなデータでした。
けど、書籍の内容によっては、挿絵が付くものもありますよね。
ということで、前回は端折ってしまった”画像の挿入法”を実践していきます。
前回使用した『アスタリスク』第Ⅰ部には挿画がなかったんですが、後編にあたる『アスタリスク』第Ⅱ部では、pixiv掲載時に挿画が挟まれています。
これを今回はePubに反映させてみます。
ということで、その方法。
ePub形式は基本的にHTMLの記述、というのが判ったので、この画像挿入もタグによって反映させる、ということになりますね。
ここでまたお世話になってるでんでんコンバーターのマークダウンを参照してみることにしましょう。
画像の挿入については、でんでんマークダウン#14「画像」に詳細が描かれています。
…なんかもう、これだけで説明は充分、ってかんじですね。
基本的には画像挿入にはHTMLのタグに準じてimg挿入をする。
自分でHTMLダグ打ちができるなら、もうあっさり理解できる範囲でした。
で、それがちょっと面倒だ、という場合に、やはりでんでんコンバーター用のタグを使います。
これを先ほどの実際の素材『アスタリスク』第Ⅱ部テキストデータ内に書き込んでみましょう。
自分の場合はもうHTMLでそのままタグを打ち入れてしまいました。
「img1.jpg」「img2.jpg」は挿入する画像のファイル名。これはもちろんその画像ファイルと同一にしましょう。
あとは第3回でやったのと同じとおり、でんでんコンバーターでEPUB3に変換してもらいます。
前回は4つのファイルでしたが、今回は画像ファイルが2つ加わり、合計6個のファイルをまとめて変換します。
と、いうことで、挿画を入れたePubファイルが出来上がりました。
また、今回は本文内にウェブサイトのリンクを貼りたかったので、ハイパーリンクを挿入する方法も記しておきます。
これもでんでんマークダウンのハイパーリンクの項で一目瞭然。
ePub変換後はこのようになります。
あとはKDPに登録をすれば晴れて販売開始! という按配。
これでⅠ部Ⅱ部ともにAmazonでの販売ができました。
なお、只今完結&Kindle版リリース記念として100円販売セールを行っています。
(税込価格108円・2015年11月11日23:59まで)
この機会にどうぞよろしくお願いします!!
