ビール系飲料飲み比べ!! 2015/10-11月
しばらく間が開いてたら、新製品が怒涛のようにスーパーの店頭に並んでて今回はずいぶん溜まってしまいました。
ではリポート開始。
◎キリン『晴れやかなビール 糖質50%オフ』国産麦芽100%使用。
糖質50%オフなのに、種別はちゃんとビール。
ひと口めは…うまいっ!?
と、思ったんだけど…
薄い。味が。前にテイスティングしたアサヒ『冬限定 冬の乾杯』は「水っぽい」ながらも、その水を感じさせるのがけっこういい風味になってたんだけど、
これはただ薄い…。
少し間を開けるとまた美味い、と感じられるんですが。
でも、それでもコクはある。そこはさすがに種別ビール。
うーん、それでもやっぱ、物足りない。
これなら俺、糖質100%でいいや。
ついでに紹介しますが、最近でキリンで旨かったのは『一番搾り 横浜づくり』。
これが限定醸造ってのがヒジョーに残念でした。
◎キリン『一番搾り とれたてホップ2015』。
軽いのどごし。でもコクがある。
クリアな味。
後口の薫りがいい。
全体のバランスがいいかんじです。これはおいしい。
◎キリンからもうひとつ。『冬のどごし 華やぐコク』。
色は濃い目。でも意外とスッキリやや軽めかも。
後口にアルコール臭さが残るのがちょっと気になるなあ。
それにしても、いろいろと新銘柄を出すキリンさん、今年はもう『冬麒麟』は出さないんですかね。
なんだかそんな雰囲気。
ファンも多いのに、もったいないなあ。
◎11月発売のサッポロ『ブラウンベルグ』。
色も琥珀で濃いけれど、
泡が濃い。
飲み干したあとも泡だけしっかり残るくらいの泡の濃さ。
香りがあってフルーティ。
だけど、雑味もある。もうちょっとすっきりした味わいのほうが好み。
コップに注ぐよりも缶から直接飲んだほうが苦味がより感じられて旨いと思うんだけど、そのへんは好き好きなのかも。
◎サントリー『GOLDEN ALE』。
濁りもなくクリアな色。やや色は濃い目かも。
泡は茶色かがってます。
軽い。でもエール独特の酵母の香り。
酸味は少なくて、ちょうどいい苦味と酵母の香り。
飲み干したあとも泡がかなり残ります。
これはけっこう好みかなあ。
ついでだからエールとラガーの違いを。
ものすごくざっくり言ってしまえば、「エール」は上面発酵、「ラガー」は下面発酵。
発酵法の違いなんですね。
ここで受け売りの知ったか知識を書くのもどうかと思うんで、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
エールだから、苦味は薄く軽いとも言えますね。
ということで続けましょう。
◎サントリー『IMPERIAL ALE』。
注いでみて…
おおっ、色が濃いぃっ!
これは期待できそう。
飲んでみる。
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うすいぞ。
味が。
いい言い方をすれば、「軽い」。
味や香りはまぁまぁいいんだけどなあ。妙な酸味もなく、思ったよりも苦味があるし。
でもなんか、この色から期待される…そうそう「コク」が足りない、かな。
後味がスゥッッと抜けてしまうので、いまいち満足感が足りないっす。
◎サントリー『ザ・プレミアムモルツ 2015初摘みホップヌーヴォー』。
プレミアムモルツの限定出荷品。コンセプトはキリンの『とれたてホップ』と同じかな。
色が薄いのはサントリーの特徴として、さて味はどうか。
うすいぃ…
苦味はあるが、香りがない、という感じ。
まあ、よく言えば「軽い」というのでしょうが、もともとプレミアムモルツ自体が軽い飲み口なわけで、
それを更に軽くしたら、やっぱこんなふうになるのかなあ。ような口当たり。
カロリーオフのような。コクがないんですね。
個人的には、これを飲むならキリン『とれたてホップ』を買います。
ということで、今季のいちばんはキリン『とれたてホップ』かな。
次点がサッポロ『冬物語』。定番の強みですね。
値段で考えれば、サッポロ『ブラウンベルグ』。
そんな感じですね。
それにしても、近頃やたらと新製品の出る数が増えてるような…
その割にはサイクルが早いってのは、やっぱりロングセラーよりも限定品と謳って初動だけで稼いでいく、という超短期決戦なビジネスモデルをやってるんでしようか。
たまにホワイトベルグみたいに定番化することもあるけど。
なんか、3号出しては潰してった昔のエロ漫画誌みたい…
このリポート企画も、飲む種類がどんどん増えて、
きっとこんなことを続けていたら20年は保つ肝臓が2年で肝硬変になってしまう!!と心配です。
少し抑えることにします…
(多分)